箱根神社参拝①本殿
こんにちは。
今回は、成功する人が通う神社第29位、神奈川県箱根町にある「箱根神社」です。本殿は、箱根新道須雲川インターから山道を登ること約20分の、芦ノ湖のほとりに鎮座しています。駐車場は、宝物殿近くの無料駐車場を利用します。
箱根神社は、かつては駒ヶ岳を中心とした山岳信仰を起源としますが、奈良時代に現在の場所に鎮座。鎌倉期以降は、源頼朝や後北条氏といった武士の信仰を集めますが、豊臣秀吉の小田原征伐の際に消失しました。その後、徳川家康が社殿を再建し、江戸時代は東海道の要衝として栄え、現代でも多くの方が参拝に訪れる神社になっています。
本には、
・コメント:財界人の信奉者も多い関東総鎮守
・ご利益:交通安全 心願成就 開運厄除
・ご祭神:瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) 木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと) 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
とあります。
早速、参拝に行きたいと思います。
まず、県道732号沿いにある、第二鳥居。
第三鳥居と社号標。
階段を上り、高い杉に囲まれた道を手水舎まで進んでいきます。
矢立杉
桓武天皇より征夷大将軍として東北平定の任を受けた坂上田村麻呂が、東北遠征の際に表矢を献上し、武運を祈願したとされる杉。
第四鳥居と参道の石段。
ここから90段の石段を登っていきます。
第五鳥居。ここをくぐると社殿が見てきます。しかし、鳥居がたくさんありますね。
箱根神社社殿。
箱根神社の創建は孝昭天皇の治世で、旧社格は国弊小社。かつては箱根権現と言われた関東の総鎮守です。ご祭神の瓊瓊杵尊は、天孫降臨や三種の神器で知られた天照大神の孫ですね。箱根の山に稲穂の神が祀られているとは、何とも神秘的です。
本宮は芦ノ湖の湖心近くに鎮座していますが、平成庚辰の年に建立されたようです。新しいお宮できれいな神社です。
そして手前にある龍神水。
箱根の山の水とあって、とても澄んだ水です。汲んで持ち帰りたいと思います。
箱根神社、九頭龍神社では、それぞれ誓願所や成就水盤で祈願することができます。まず誓願所ですが、起請文という紙に神様に対する誓いを書いたのち、願い串という木製の棒に起請文を巻き付け、誓願所に納めます。武家社会において、事を起こす際、牛玉宝印(ごおうほういん)に起請文を貼り付けて誓願した、という習わしが今日に伝わっています。初穂料2,000円を納めると、起請、願い串とともに、身につけられるラミネートされた小型の牛玉宝印(ごおうほういん)をいただくことができます。
一方、九頭竜神社の成就水盤は、初穂料500円で、水に溶ける誓願符をいただくことができます。起請文と同様、願いを誓願符に記載し、水に溶かして流し納めします。
両方ともに、ただ願い事を書くだけではなく、それを達成するための行動を誓うという点がユニークで具体的ですね。
絵馬殿奧の安産杉。
たしかに、木の根元が母胎に見えてきますね。古代の人々より安産信仰としてあがめられた理由がわかります。かの北条政子も安産祈願をしたようです。
そして、芦ノ湖畔にある平和の鳥居。
芦ノ湖からそのまま参拝できそうな参道もみえますが、水中の鳥居はどの鳥居も神妙な感覚を覚えます。こちらの鳥居は昭和39年に至り、御鎮座1200年と東京オリンピック開催を記念して建てられた鳥居です。
最後に御朱印、と行きたいところですが、箱根神社の社務所では、他に九頭龍神社と恵比須社の御朱印をいただくことができます。また、箱根神社には、駒ヶ岳頂上にある元宮がありますので、今回は、その2社を参拝したあとで、御朱印をいただきたいと思います。