人生を切り開く成功神社を巡る旅

「成功する人が通う神社ベストランキング」晋遊舎(2016/12/9)に載っている成功神社を訪問するブログです。

熊野速玉大社・神倉神社参拝

こんにちは。

今回は、熊野三山の最後の一角、和歌山県新宮市にある、「熊野速玉大社」とその摂社である神倉神社です。

熊野那智大社から車で40約分の街中に鎮座しています。駐車場は境内手水舎裏手にある無料駐車場を利用します。

熊野速玉大社はかつて、熊野本宮大社から続く熊野川を船で下って参拝されていました。熊野三山のうち、熊野本宮大社は現在、熊野那智大社は過去、速玉大社は未来を救済するとされ蘇りの地として古くから崇敬を集めてきました。また、その熊野川は川の参詣道としてユネスコ世界遺産に認定されました。次回熊野を訪れた際は、川から参拝を試みたいと思います。

早速、参拝に行きたいと思います。

 

まず、鳥居と社号標。f:id:jinjya100:20190420171012j:plain

両側には、それぞれ熊野大権現、熊野速玉大社とあります。社号標が両脇に立っているなかなか見られない光景です。下馬橋を渡ると、いよいよ境内に入っていきます。

 

入ってすぐにある八咫烏神社と手力男神社。f:id:jinjya100:20190420171032j:plain

手力男命は、天岩戸神社で像として飾られている、岩戸をこじ開けた神様ですね。なんだが意外な組み合わせです。

 

そして国の天然記念物である大きな梛の木。f:id:jinjya100:20190420165842j:plain

闘鶏神社境内にもありましたが、梛の葉は、古くからお守りとして大切にされてきました。この熊野速玉大社のご神木である梛は、日本一の梛の大樹としてそびえ立っています。

 

熊野速玉大社曼荼羅f:id:jinjya100:20190420170017j:plain

向かって左側には神倉山のゴトビキ岩、お燈祭と思われる炎が描かれ、中央には日本第一の鳥居の下、御一行が入っていく様子が表されています。上部には熊野本宮大社が表現されており時間を忘れて見入ってしまう絵図です。

 

神門。f:id:jinjya100:20190420171153j:plain

未来へ繋ぐ日本の祈りという垂れ幕があります。昭和47年、沖縄が本土に復帰した際に熊野速玉神社の梛の苗木が沖縄に植樹され、平成24年には世界の平和の祈りが捧げられました。その世界平和を願う心が垂れ幕を通じて伝わってきます。また左右の幟には、日本第一大霊験所と書かれています。神門をくぐって中に入ってみたいと思います。

 

まず、向かって右側にある上三殿と八社殿。f:id:jinjya100:20190420165919j:plain

合計十二殿ある神社を参拝するだけでも大変ですが、それぞれ綺麗に保たれています。

 

そして各神社と境内右端にある熊野恵比寿神社と新宮神社。f:id:jinjya100:20190420170542j:plain

 

世界遺産を表す巨大な石碑。f:id:jinjya100:20190420165750j:plain

 

拝殿。f:id:jinjya100:20190420165801j:plain

熊野速玉大社の創建は伝景行天皇58年、旧社格官幣大社。ご祭神の熊野速玉大神は、熊野川の神格化に起源を持つという伝えもありますが、海を表すという説もあります。家都御子大神が山、熊野夫須美大神が滝の崇敬ということに対し、熊野速玉大神も同様に自然信仰を表していると言えるかもしれません。また、社殿はもともと神倉山の岩座に鎮座していたものを現在の地に建てて遷し祀られました。そのため、熊野速玉大社は新宮とも呼ばれ、とても綺麗な社殿となっています。

 

拝殿近くの彫り物。

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見事なトラが彫刻されています。

 

駐車場の裏側には休憩どころがあります。f:id:jinjya100:20190420165828j:plain

奥では、熊野曼荼羅について説明をしていただける場所があります。時間は20〜30分程度ですが、とてもわかりやすい解説で、スッと頭に入ってきます。無料で聴けるだけでもありがたい所ですが、帰り際、なんと昔の人々もお守りとして身につけた梛の葉をいただきました。大切にしたいと思います。

 

近くにある川原屋の説明。

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扉には八咫烏のマークがありますね。 

 

 

続いて神倉神社に向かいます。 

神倉神社は、熊野速玉大社の摂社。速玉大社から車で約5分の神倉山に鎮座しています。駐車場は近くの無料駐車場を利用します。

神倉山は熊野大神が一番最初に降臨された霊地とされ、カエルの形をしたゴトビキ岩が神倉神社の御神体です。日本書紀において、神武天皇が熊野に到着した際、登られた天磐盾は神倉山のことであると伝えられています。また源頼朝が寄進したとされる急な階段が有名で、上まではなんと熊野那智大社を上回る538段!

早速、参拝したいと思います。

 

まず、社号標。f:id:jinjya100:20190420172322j:plain朱色に塗られた橋を渡ると左側に鳥居が見えてきます。

 

御祭神。f:id:jinjya100:20190420172415j:plain

御祭神の高倉下命は、建国の功臣、熊野三党の祖として知られ、漁業の守護神として御神徳が高いとあります。

 

天磐盾碑。f:id:jinjya100:20190420171916j:plain

 

石段前の最初の鳥居。f:id:jinjya100:20190420171832j:plain

この段階からすでに急階段が予想できる展開です。近くには木の杖が多数置かれており、その難所具合が伺えます。手前には賽銭箱がありますが、上まで行けない人でも、ここで祈願することでご利益が得られるといいます。

 

急な石段で構成されている道中。f:id:jinjya100:20190420172700j:plain

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ひたすら急階段を登っていきます。これは少しでも気を抜くと転げ落ちそうです。神倉神社のお燈祭では、この急な階段を火を持って駆け下りたそうで、驚異的としか言いようがありません。

 

途中にある火神社と頂上近くにある満山社。f:id:jinjya100:20190420172749j:plain

火神社はちょうど急階段の中腹にあり、まるで踊り場のようです。

 

ようやく二の鳥居が見えてきました。あと少しです。f:id:jinjya100:20190420172853j:plain

鳥居をくぐり、右から岩盤を回り込む形ような形で 進むと社殿が見えてきます。

 

下から見上げる社殿。f:id:jinjya100:20190420172918j:plain

しかし、よくこの場所にこのような石垣と建物を建てられたものだと感心します。ゴトビキ岩にはしめ縄がかけられていますが、これもかなり大変な作業だったことでしょう。

 

ついに本殿に到着しました。f:id:jinjya100:20190420171548j:plain

ゴトビキ岩と社殿のコントラストがとても印象的で、登った甲斐があったと思わせる風景です。ここに熊野の主神が降り立ったかと思うと、身が引き締まります。

 

反対側に見える街の風景も素晴らしいです。f:id:jinjya100:20190420171857j:plain

 

最後に御朱印f:id:jinjya100:20190420173146j:plain

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熊野速玉大社本殿左側にある授与所で御朱印をいただき、参拝は終了。御朱印代は熊野速玉大社、神倉神社ともに300円でした。

 

そして、やはりこちらでも。

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熊野速玉大社の護符である、熊野牛王符をいただきました。これで熊野三山の全てと玉置宮の護符が揃いました。

 

今回は古代より人々の信仰を集め、ユネスコ世界遺産に登録された熊野三山の全てを訪問し、偉大なる熊野大神に感謝の念と祈りを捧げられたことにより、本当に大きな力をいただきました。

 

次回は、「成功する人が通う神社ベストランキング 」健康・気力がもらえる神社部門第10位、三重県熊野市にある「花の窟神社」に向かいます。

 

 

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