熊野本宮大社参拝①大斎原・産田社
こんにちは。
今回は、成功する人が通う神社第25位、和歌山県田辺市にある「熊野本宮大社」です。前回の闘鶏神社から引き続き田辺市にある神社への参拝になります。紀伊田辺駅から車で約1時間20分、熊野川近くに鎮座する神社です。駐車場は神社近くの駐車場が満車だったため熊野川の河原にある無料駐車場を利用します。
熊野本宮大社は、速玉大社、那智大社とともに熊野三山として、また古来より日本一大霊験所として天皇家をはじめ多くの人々から崇敬されてきました。熊野詣は庶民にも広がり全盛期には「蟻の熊野詣」と言われるほど混雑したようです。熊野古道には中辺路や大雲取越など過酷な道がありますが、人々はそれでもご利益をいただくために蘇りの地を目指して歩いたことでしょう。その中で来世を救済すると言われる本宮は川沿いの大斎原にあったようですが、明治時代に森林伐採が要因とされる洪水の被害にあい、現在の場所に移ったようです。
本には、
・コメント:全国三千社ある熊野神社の総本社
・ご利益:厄除 除災招福 商売繁盛
・ご祭神:家都美御子大神(けつみこのおおかみ)
とあります。
早速、参拝に行きたいと思います。
熊野本宮大社のホームページには、参拝の順序として本宮大社→三田社→大斎原の順が示されていますが、「成功する人が通う神社ベストランキング (晋遊舎ムック)」(2016/12/9)の中で、三体の月が降臨し「ここに社殿を構えよ」と神託を使わせた伝説がある大斎原から参拝するとご利益UP!とありますので、そちらから参拝します。
川沿いの駐車場から堤防を上がると、遠方に大鳥居が見えてきます。
飛行機からも見ることができると言われる大鳥居。
非常に大きな鳥居に圧倒されます。この先に大斎原があるということで楽しみです。
道路側からの鳥居。
こちらは岩田川側になります。江戸時代は橋がかかっていなかったと言いますが、全ての人は冷たい川で身を清めて参拝したようです。
大斎原の手水舎。
とても個性的な形をしています。真ん中には「蘇」の字が刻み込まれています。ここでお清めしておくに進みます。
鳥居近くにある、謹書。
「叶」とあります。口へんに「プラス」と書き何事にもプラス思考で、大きく口を開き、最低十回は夢や想いを言葉にすることで実現に繋げていただける事と確信します、とあります。また口へんに「マイナス」と書くと「吐」となり、後ろ向きの意味になるという指摘は納得です。
参道入り口にある世界遺産碑。
大斎原への参道。
まっすぐの一本道の左右を木々に囲まれ、とても心が洗われます。
説明図。
熊野坐神社(旧社)水害前の絵図があります。本当に中洲にあったようです。水害前の写真もありますが、当時も立派な社殿ですね。人々は下流の船着場から新宮を目指しました。
創建二千五十年奉祝式年大祭についての説明。
大斎原は撮影禁止となっていますので、文字だけになりますが、かつては、この一帯に社殿があり多くの参拝客で賑わったことでしょう。現在は、緑豊かな敷地となっています。
近くの音無川の川辺。
穏やかそうに見えますが、なかなか早い流れです。ダムの放流があったのか、水が濁っています。
さて、ここから引き返して、大鳥居から歩くこと数分の場所にある産田社に向かいます。
御祭神は伊邪那美命の荒魂とあります。
産田社の鳥居と社号標および社殿。
女性の守り神ということで菅、綺麗な鳥居です。
ここまでの参拝の所要時間は約30分程度になります。巨大な鳥居とともに、かつて旅人で賑わったであろう大斎原で成功のための大きな力をいただきました。
次回は、「熊野本宮大社」本殿に向かいます。