闘鶏神社参拝
こんにちは。
今回は、成功する人が通う神社第79位、和歌山県田辺市にある「闘鶏神社」です。紀伊田辺駅から車で約3分の市街地に鎮座する神社です。駐車場は交差点近く一の鳥居のすぐ側にある有料駐車場を利用します。
闘鶏神社は平安時代、熊野別当湛増が源氏と平氏どちらに味方するかについて、紅白の鶏を闘わせて決めたことに由来する神社。境内には熊野三山の別宮があり、かつては機内から熊野参りに出かける中で闘鶏神社にある別宮のみ参拝して帰る人もいたといいます。
本には、
・コメント:源平の命運を分けたドラマが眠る社
・ご利益:必勝祈願 金運向上
・ご祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと)
とあります。
早速、参拝に行きたいと思います。
まず、大鳥居。
信号と鳥居が重なっている風景というのは、なかなか貴重なシーンです。奥に二の鳥居が見えます。
境内前に広がっている馬場。
ここでは、笠鉾鳥居前勤めや子供流鏑馬などが行われているようです。
闘鶏神社御由緒。
鳥居と社号標。
石造りの立派な鳥居です。鳥居の左側には手水舎が見えます。闘鶏神社には藤厳神社、奥熊野とも呼ばれる玉置神社、弁天神社、戎神社の他、熊野別当湛増の子供とも言われる武蔵坊弁慶を祀った弁慶社があります。
御神木の大楠。
樹齢は伝2,000年。二度のの落雷により中央部が欠損していますが、とても存在感のある御神木です。
彼らはかつて、源平どちらに加勢するかで大いに悩んだことでしょう。歴史が動くきっかけになりました。
そして、本殿。
闘鶏神社の創建は伝允恭天皇5年(5世紀ごろ)で、旧社格は県社。熊野参拝の大辺路、中辺路が分岐する場所に鎮座し、権現さんとして多くの人々に親しまれてきました。中世では、源平合戦の行く末を左右する闘鶏が行われ、以降、勝負の神様としても信仰を集めています。
そして本殿向かって右側には、熊野三山の分社があり、有名な凪の木もそびえています。
熊野への道は遠く険しかったため、ここでお参りを済ませて帰参する人もいたようです。
そして梛の木。
梛は凪に通じることや、なぎ払うという意から熊野の御神木として尊ばれてきました。古くから梛の葉をお守りに入れて災難除けや道中の安全を祈りました。
境内に種類の違う御神木が2つもあるとはとても大きなパワーを感じます。
最後に御朱印。
本殿反対側の社務所で御朱印をいただき、参拝は終了。御朱印代は300円でした。御朱印をいただくために御朱印帳を宮司に見せたところ、珍しい集め方をしていますね、と声をかけられました。確かに、成功神社の順位に応じていただいていますので、変わった集め方なのかもしれません。
また、馬場や競馬の神が祀られているということで現代競馬の必勝祈願に参拝される方もいるようですが、関係ないとのことでした。
これで、140社中13社の参拝が終了しました。今回も、源平合戦の趨勢が分からない中で闘鶏によって道を切り開いた逸話を持つ闘鶏神社を参拝し、成功のための勝負運をいただきました。
次回は、「成功する人が通う神社ベストランキング」第25位、同じく和歌山県田辺市にある「熊野本宮大社」に向かいます。